「人生の旋律」

この本は、読んだほうがいい気がしている。
人生の旋律 (講談社+α文庫)
神田昌典著 2005年

近藤藤太氏という一人の男性の生涯を彼の記憶をもとに回想したお話だが、映画を見ているような壮大なスケールのお話だ。

なぜこの本を読んだほうがいいと思うかというと、この人の人生がまさに時代の変革期にどう生きるのかを考える参考になるからだ。筆者はもちろんその狙いがあってこの本を書いている。

例えば
「世の中は、どんなに安定しているように見えても、一夜にして秩序が失われ、混乱の極みに達することがある。そのときに下す一瞬の判断は、その後、何年にもわたって大きな違いを生み出す。」
この言葉もこの人の人生を聞くと、納得がゆく。

そしてその時は不幸に思えた出来事が、その数ヶ月〜数年後にはチャンスの布石になっていたことに気づく。

「世の中の流れが変わるときには、線路の切り替えポイントにいるようなもんだ。ポイントでは意思をもって、どちらの方向に行くのか決めるんだ。いちばん悪いのは流されることだな。意志をもって決定すれば、どっちに転んでも後悔しないが、流されれば恨み続けることになるからな」
これは今の時代にも当てはまるアドバイスに聞こえる。
さらに。
「奇跡が起こらないヤツっていうのは、飛び込まねえからだよ。
飛び込むと助かるんだな。飛びこまないヤツはダメなの。
海一面が火で覆われていたとするぞ。上から見ると火が燃えているところ、誰が飛び込みたいと思うかよ?でも、その中に飛び込まなければ・・飛び込んじまえば、まわりは火でも、水の中は冷たいんだ。
いやだよ、飛び込むのは。でも、水の中のほうが助かるんだ」

バカ正直がいいわけじゃない、自分で考えて判断する賢さが必要。そうやってこの人は自分で判断して、戦地から危機一髪で逃げ、運も味方して戦犯から逃れ、頭を使って母を探し出し、紙切れになりかけたお金を大金に変えた。

「人生の成功の秘訣は、やるべきことを、やるべきタイミングで、きちんとやることである」

「急速に社会が変わっていく。大変革の時代には−冷酷な事実ではあるが−その時代の流れに乗れた、ごく一部のものだけが裕福なくらしを送ることができたのである」

「このようにトウタは、家庭も仕事も順風満帆と言ってよかった。だが、どんなに今の状態が幸せであっても、仕事や人間関係の変化を押しとどめることはできない。人生というのは、その場に留っていることができないのだ」

「人生は考え方で、人生が定まる
Your way of thinking makes what you are 」

「とてつもないチャンスがノックしてきたとき、自分には絶対できない、自分には無理と思えることがあるでしょう?たしかに、それは今のあなたがやるには難しいことかもしれない。でもね、未来のあなたには、なんてこともないことになるのよ。だからね、未来のあなたを信頼するの。未来のあなたに、どうやって自分はそれができるようになったか、聞いてみるのよ」

「人生が新しい段階(ステージ)に行くときには、いくつかの進級テストがある。そのテストのことを、多くの人は障害という」

この本はまた何度も繰り返し読むだろう。
ぜひ映画化してほしい。

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